公開日:2023/05/15
企業にとって悩ましいのが、喫煙ブースの設置方法かと思います。屋外排気と屋内循環排気のどちらを選択すればよいのか悩んでいる人は、今回の記事に目を通してください。屋外排気と屋内循環排気のメリットとデメリットを紹介します。最後に、その結果を踏まえてどちらが望ましいのか紹介するため、今後の参考にしてください。
メリットを2つ、デメリットを4つ紹介します。
国が定めたガイドラインにきちんと沿っているため、分煙対策が期待できます。
ランニングコストが抑えられます。一度設置すれば維持するのは容易であると考えておきましょう。
大がかりな工事となるため、工事費用が高額になります。ある程度のまとまったお金を支払えるようにしましょう。
大がかりな工事となるため、喫煙ブースを設置するまでに時間を要します。
自社ビルであれば、壁に穴を開ける工事を行っても問題ありませんが、賃貸の場合はオーナーの許可が下りない可能性があります。屋外排気を検討している人は、シミュレーションをメーカーに依頼する前に、オーナーに許可を取っておきましょう。
すべての場所で工事できるとは限りません。できない可能性があることを知っておきましょう。
室外に煙や臭いが排出されるため、近隣住民とトラブルになる恐れがあります。企業のイメージ失墜につながってしまうだけではなく、社内スタッフが苦情処理のために時間を割かなければいけなくなるため、仕事に対するモチベーションの低下につながってしまうでしょう。
メリットを4つ、デメリットを2つ紹介します。
排気するための配管工事が不要になるため、工事の時間が短いので導入がスムーズです。喫煙ブースがすぐにほしいときにおすすめです。
設置したいスペースが決まっていれば、すぐに工事に取りかかれます。大がかりな準備が不要なので負担が軽減するでしょう。
煙や臭いが室外に排気されないので、付近を通行する近隣住民とトラブルが発生しにくいです。
屋外排気と比較すると、メンテナンス費などのランニングコストがかかってしまいます。メンテナンス費を支払うタイミングと金額を押さえておきましょう。
喫煙ブースの入口の風速を確保するのが難しい場合があります。そのような状態では、クリーンな環境を保つのが難しくなるため、対策を講じなければいけません。設置する前に、必要な排気風量を確保できるかどうかシミュレーションを依頼しましょう。
メーカーと相談して決定しましょう。屋外排気は、技術的な課題と苦情処理のリスクがあるため注意してください。
屋外排気するための技術的な課題が、ネックになる可能性があるため注意しましょう。専用の排気設備が必要なので、テナントとしてオフィスを借りている場合は、オーナーから工事の許可が下りないことも考えられます。自社ビルであれば工事は可能ですが、莫大な費用が発生するため、金銭的な理由で屋外排気を採用できない可能性があります。
たばこの煙や臭いが屋外に排出されるため、付近で生活を送っている近隣住民から苦情が出る恐れがあります。有害成分や臭いをできる限り取り除いてから排出するのが望ましいといわれていますが、そのための設備を設けるためには、膨大な費用が発生します。
しかし、たばこの煙や臭いを放置していると、企業のイメージダウンにもつながってしまうので、分煙キャビンを設置するなどの代替案を用意しておきましょう。
分煙対策や喫煙ブースなどについて相談できるメーカーを見つけましょう。専門家は幅広い知識を保有しているため、自社の状況にマッチした提案をしてくれます。予算の上限や懸念事項などを包み隠さずに話しておきましょう。話し合いの結果、屋外排気が望ましいのか、屋内循環排気が望ましいのか明らかになるでしょう。シミュレーションを依頼しましょう。
自社ビルであれば、屋外排気でも問題ないでしょう。ただし、そうではない場合は屋内循環排気が望ましいでしょう。ガイドラインに沿っているのは屋外排気ですが、工事費用が高額であることや近隣住民とトラブルが発生するリスクなどを考慮すると、代替案を検討することが望ましいという結論に至るでしょう。メーカーは、これまでもたくさんの喫煙ブースを設置しているため、アドバイスを聞いてみましょう。