喫煙ブースをオフィスに設置するメリット・デメリットとは?

公開日:2022/12/15  最終更新日:2022/11/28


受動喫煙や煙草のにおいによる香害などを防ぐために、煙草が吸える場所や空間を設けるオフィスが増えてきています。喫煙者と非喫煙者が同じ空間で働くオフィスでは、環境に合わせた分煙対策を講じて、職員の健康などを守る必要があります。今回は、企業ができる分煙対策と、喫煙ブースを置くことによるメリットとデメリットをみていきましょう。

企業ができる主な分煙対策

分煙の手法として、企業が行える主なものを3つ紹介します。

喫煙ブースを設置する

喫煙ブースは、煙草を吸う目的のために仕切られた空間です。壁の工事が不可能でも置くだけで設置でき、便利です。喫煙者、非喫煙者の両者に配慮した対策で、社内美化や環境維持に役立つため、多くのオフィスなどが取り入れています。喫煙ブースは、ガラスのパネルで仕切られたパーテーションタイプが多く、1名で使用するものから10名以上に対応しているものまであります。

いろいろなデザイン、大きさを選べるので、利用人数、環境に合わせた最適な喫煙ブースが見つかるでしょう。喫煙ブースがあると、煙草を吸うスペースを探す必要がなくなるので、外などに煙草を吸いに行った際に、近くを通る人が受動喫煙してしまうのも防げます。

時間により分煙する

同じ空間で時間を分け、喫煙と禁煙を設定する方法で、時間分煙ともいいます。職場内に喫煙者と非喫煙者がいる場合、煙草の臭いによる香害や受動喫煙が起こりやすくなってきます。しかし、時間によって喫煙可能な時間帯を設定すれば、非喫煙者は煙草のにおいが一日中気になることもなくなり、喫煙者も喫煙できる時間が来たら、遠慮することなく気分転換できるでしょう。

一方で喫煙者が多くいる場合は、時間分煙が難しくなることもあるので、いくつか喫煙ブースを設けたり、ブースの利用時間を制限したりして、職場環境に応じた対策を立てなければなりません。

エリアにより分煙する

費用や職場の環境の面で、喫煙ブースを設けられない場合は、禁煙と喫煙の空間に分ける手法があります。これは、空間分煙ともいいます。空間分煙とは、喫煙できる場所をあらかじめ設定しておき、残りの場所を禁煙スペースとするものです。広いスペースを多くの職員で使用するオフィスでも、空間分煙を取り入れられます。

喫煙する際も仕切りなどによる閉塞感のない、開放的な空間で過ごせるでしょう。スペースに余裕がある場合は、一室すべてを喫煙スペースにする手法もあります。一室を喫煙所として設定するだけでも、効果があります。

喫煙ブースをオフィスに設置するメリット

主な分煙の手法を挙げてきましたが、つづいてどのような場所にも設置できる喫煙ブースを設けるメリットについて、喫煙者、非喫煙者の立場から見ていきましょう。

喫煙者側のメリット

喫煙ブースがあると、非喫煙者に気兼ねすることなくリラックスして煙草が吸えます。一人が気持ちよく煙草を吸える広さが確保されていて、座って灰皿を使えるなど充実したひとときが過ごせる環境です。外に出るなどして喫煙する場合、そばを通過する人に煙がかからないよう気を配る必要がありますが、喫煙ブースには、空気清浄機や換気扇があるので、周りに気を配る必要もなく安心して喫煙を楽しめます。

天候や気温にも左右されず、心地よく煙草が吸えます。脱煙機能が付いている喫煙ブースなら、喫煙した際に出るにおいや有害物質を能率よく除去できるため、煙やにおいが外に流出しにくいので、ブースに出入りする際も心配ありません。

非喫煙者側のメリット

喫煙ブースが置かれると、非喫煙者は煙草の煙などに悩まなくなり、仕事に集中できなくなったり喫煙者にストレスを感じたりすることもかなり減るので、非常にメリットを感じられるでしょう。

部屋の隅などを区切っただけの空間分煙では、禁煙スペースに煙が流出するおそれがありますが、喫煙ブースはしっかりと密閉された空間ですので、においや煙が出てこず、安心です。喫煙者はブースで煙草を吸うので、オフィス外などで喫煙者が煙草を吸っている近くを通った際に、受動喫煙などになってしまうおそれもありません。

喫煙ブースをオフィスに設置するデメリット

つづいて、喫煙ブースを置くことによるデメリットを説明します。

喫煙者側のデメリット

近頃では新型コロナウイルス感染症予防対策のため、喫煙ブースの使用は一人もしくは複数人での使用がすすめられています。また、喫煙ブースの使用時間や人数を制限しているところもあります。ブースが満員になっていたら、使用している人が出てくるのをブースの外で待つか、別の煙草が吸える場所を見つける必要があるでしょう。

非喫煙者側のデメリット

喫煙ブースの中の換気口や換気扇から出た煙が、建物の外に放出されたときに、思いがけず受動喫煙になることがあります。脱煙機能がない喫煙ブースでは、煙が排出されるときに周りの人が受動喫煙になってしまう可能性もあります。喫煙ブースがあっても、状況により受動喫煙になってしまう場合は、デメリットとなるでしょう。

まとめ

今回は、企業ができるさまざまな分煙の手法と、オフィスに喫煙ブースを設けるメリットとデメリットを解説しました。同じ空間で働く喫煙者と非喫煙者が互いに納得できる、可能な限りストレスのかからない快適な環境を整えていくことが、集中して効率的に仕事ができる職場づくりにつながります。職場のすべての人が安心して納得できる喫煙ルールを実行することは、職員にとっても企業にとっても非常に重要なことです。

すべての人が快適に過ごすためには、喫煙エリアを設け、煙草の煙やにおいがほかのスペースに流出しないよう配慮する必要があります。エリアを仕切るだけではしっかりと対応できない場合もあるので、最新の脱煙機能を備えた喫煙ブースを置くことで、煙草を吸う人と吸わない人が共生できるオフィスを実現してみてはいかがでしょうか。


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