• 喫煙ブースと喫煙ボックスの違いとは?失敗しない分煙設備の選び方

  • 公開日:2026/10/15  

喫煙ブース 喫煙ボックス

近年は受動喫煙対策の強化により、喫煙スペースの設置が進んでいます。その中で「喫煙ブース」と「喫煙ボックス」という言葉を目にする機会も増えました。しかし、どちらを選べばよいのか、そもそも違いがあるのか疑問に思う方も多いでしょう。本記事では、それぞれの特徴や導入前に知っておきたいポイントについて解説します。

喫煙ブースと喫煙ボックスの違いとは?

喫煙ブースと喫煙ボックスは似たような言葉ですが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、それぞれの特徴や違いを解説するので、分煙設備への理解を深めていきましょう。

喫煙ブースと喫煙ボックスは基本的に同じもの

結論からいうと、喫煙ブースと喫煙ボックスは基本的に同じ設備を指します。メーカーや販売会社によって呼び方が異なるだけで、どちらも煙やにおいが周囲へ漏れにくいよう設計された喫煙設備です。

一般的には、壁やパネルで囲まれたスペースの中で喫煙し、内部の換気装置やフィルターによって煙を処理します。設置工事が比較的少なく、省スペースでも導入しやすいことから、オフィスや飲食店、商業施設など幅広い場所で採用されています。

一方で、屋外に設置する大型タイプを「喫煙ボックス」、屋内向けの設備を「喫煙ブース」と呼ぶケースもありますが、明確な定義はありません。

喫煙室との違い

喫煙ブースや喫煙ボックスと混同されやすいのが「喫煙室」です。喫煙室は建物の一部を区切って設置するため、壁や天井の工事、排気ダクト工事などが必要になる場合があります。一度設置すると移設が難しく、工事期間や費用も大きくなりやすい点が特徴です。

それに対して喫煙ブースや喫煙ボックスはユニット型の設備であり、設置期間が短く、レイアウト変更にも対応しやすいというメリットがあります。限られたスペースでも設置できるため、「喫煙環境は整えたいが大規模な工事は避けたい」という施設に向いています。

分煙設備を選ぶ際に確認すべき5つのポイント

喫煙ブースや喫煙ボックスは、見た目だけで選んでしまうと導入後に後悔することがあります。煙やにおいの対策はもちろん、設置環境や維持費まで考えることが大切です。ここでは、導入前に確認しておきたい5つのポイントを紹介します。

捕集性能と脱臭性能

もっとも重要なのが煙やにおいをどれだけ除去できるかです。高性能フィルターを搭載した製品ほど、煙や有害物質を効率よく取り除くことができます。

とくに屋内へ設置する場合は、周囲へ煙やにおいが漏れにくい性能を備えているか確認しましょう。利用者だけでなく、非喫煙者への配慮にもつながるため、性能は妥協できないポイントです。

設置場所と工事のしやすさ

設置予定のスペースに合ったサイズを選ぶことも重要です。屋内排気型であればダクト工事が不要な製品も多く、100V電源だけで設置できるタイプもあります。

一方、屋外排気型は排気設備の工事が必要になる場合があるため、事前に設置条件を確認しておきましょう。搬入経路や周囲の動線も考慮すると、導入後のトラブルを防ぎやすくなります。

メンテナンスの負担

喫煙ブースは設置して終わりではありません。フィルター交換や清掃を定期的に行わなければ、本来の性能を維持できなくなります。交換部品の費用や点検サービスの有無なども比較し、長く使いやすい製品を選ぶことが大切です。

メンテナンス体制が充実しているメーカーであれば、管理の負担も軽減できます。

法令への対応

現在は改正健康増進法により、多くの施設で受動喫煙対策が求められています。喫煙ブースを設置する場合も、煙が漏れない構造や必要な排気性能などの基準を満たす必要があります。

法律に対応した製品を選ぶことで、安心して運用できるだけでなく、施設利用者にも信頼感を与えられます。

導入費用と運用コスト

導入時は本体価格だけで判断しないことも大切です。購入後には電気代やフィルター交換費用、保守点検費用などのランニングコストが発生します。

また、短期間の利用であればレンタルの方が費用を抑えられる場合もあります。初期費用と維持費を合わせて比較することで、自社に合った導入方法を選びやすくなります。

喫煙ブース・喫煙ボックス導入で失敗しない選び方

喫煙ブースは決して安い設備ではありません。そのため、導入後に「思っていた使い方ができなかった」と後悔しないよう、事前の検討が重要です。ここでは、失敗しないための選び方をご紹介します。

利用人数に合ったサイズを選ぶ

まず考えたいのが利用人数です。利用者が多い職場で小型タイプを選ぶと、休憩時間に混雑してしまいます。反対に利用者が少ない施設では、大型タイプはスペースやコストが無駄になる可能性があります。

普段の喫煙者数を把握したうえで、最適なサイズを選びましょう。

設置場所に合うタイプを選ぶ

設置する場所によって最適な製品は変わります。オフィスなら静音性や省スペース性、飲食店なら店舗デザインとの調和、屋外なら耐久性や耐候性が重要になります。設置場所の特徴を踏まえて選ぶことで、利用者にとっても快適な環境を実現できます。

アフターサポートも確認する

導入後も安心して利用するためには、メーカーのサポート体制も確認しておきましょう。故障時の対応や定期点検、フィルター交換サービスなどが充実しているメーカーなら、長期間にわたり安定した性能を維持できます。

まとめ

喫煙ブースと喫煙ボックスは、呼び方が異なるだけで基本的には同じ設備です。一方で、喫煙室とは設置方法や必要な工事、運用方法などに違いがあります。そのため、導入を検討する際は、それぞれの特徴を理解したうえで、自社の環境に適した設備を選ぶことが大切です。利用人数や設置場所、将来的な運用まで見据えて比較することで、喫煙者・非喫煙者の双方が快適に過ごせる分煙環境を実現できるでしょう。

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スモーククリア/(株)エルゴジャパンの画像 引用元:https://www.ergojapan.co.jp/smokeclear/

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