喫煙所での新型コロナウイルス感染リスクと対策について

公開日:2022/06/15  最終更新日:2022/06/24

2020年初め、新型コロナウイルスの感染拡大よって、これまで経験したことがないような世界情勢になりました。そんな中喫煙所は、2020年4月に全面施行された改正健康増進法の受動喫煙防止対策に加え、新型コロナウイルスの感染対策が必須となったのです。ここでは、喫煙所での新型コロナウイルス感染のリスクと、対策について解説します。

喫煙所は新型コロナウイルスの感染リスクが高い?

喫煙所は、新型コロナウイルスの感染リスクが高いといわれており、実際に喫煙所からクラスターが発生した事例もあります。ではなぜ、喫煙所は新型コロナウイルスの感染リスクが高いのでしょうか?その理由を見ていきましょう。

■喫煙所は3密になりやすい

喫煙所は、密閉、密接、密集の3密の状態になりやすい場所です。とくに最近は改正健康増進法の影響で煙草を吸える場所が少ないため、1つの喫煙所に多くの人が集まります。そのためどうしても密になってしまい、新型コロナウイルスの感染リスクが高まってしまうのです。

■煙草を吸うのにマスクを外さなければならない

煙草は口から吸うものですから、必然的にマスクを外さなければいけません。マスクを外して複数の人と空間をともにし、時に会話もするため、感染リスクは上がってしまいます。

■煙草そのものが新型コロナウイルスの感染リスクを高める

煙草には多くの有害物質が含まれており、体の免疫機能を下げてしまいます。さらに、喫煙者は非喫煙者に比べると新型コロナウイルスに感染したときに重症化しやすいともいわれています。

煙草そのものが新型コロナウイルスの感染リスクを高め、そのリスクの高い人たちが一箇所に集まってしまうため、一気に感染が広がってしまうのです。

コロナ禍の喫煙所に求められること

コロナ禍の現代、煙草を吸う人も吸わない人も快適に過ごすための喫煙所には、さらにコロナ対策が求められます。具体的にどのような喫煙所が求められているのか、詳しく見ていきましょう。

■密にならないように工夫する

どうしても人が集まりやすい喫煙所ですが、ソーシャルディスタンスを保つなどして、密にならないようにすることが大切です。たとえば、床にビニールテープなどで印をつけて、ソーシャルディスタンスを保つようにお願いすれば、コストをそこまでかけずにコロナ対策ができます。

■換気や空調の調整をしっかりする

喫煙所の換気システムや空調の調整をしっかりと行いましょう。煙草を吸うときはマスクを外すため、喫煙所内の空気を常に入れ替え、綺麗な空気を保てるようにしましょう。

■冷暖房設備を強化する

新型コロナウイルスの感染対策をした上で快適な喫煙所にするには、冷暖房設備の強化も必要です。前述した換気システムや空調の調整を行うと、綺麗な空気を保てる一方、どうしても冷暖房の効きが悪くなってしまいます。

暑かったり寒かったりする喫煙所では、煙草を吸う人が快適に過ごせません。そのため、換気システムや空調の調整をすると同時に、冷暖房設備も強化しましょう。

■長時間の利用を防ぐ

新型コロナウイルスの感染対策をするには、喫煙所を長時間利用しないことを利用者に促しましょう。喫煙者にとって、喫煙所は煙草を吸うだけでなく、ほかの喫煙者とのコミュニケーションをとる場所でもあります。そのため煙草を吸い終わったあとも長時間話してしまうなんて人も多いはずです。

しかし、マスクをしていない状態で長時間会話をするのは、新型コロナウイルスの感染リスクが上がります。したがって、長時間の利用を防ぐことが、感染対策につながるのです。

■個室タイプの喫煙ブースを設置する

個室タイプの喫煙ブースを設置するのも一つの手です。喫煙所と聞くと、複数人が集まるタイプの喫煙所を想像するかもしれませんが、最近は一人で入る個室タイプの喫煙ブースも多くあります。個室タイプなら1人で利用するため、3密を避けることもでき、喫煙者も安心して煙草を吸えるでしょう。

■きちんと清掃をして綺麗な空間を保つ

とくに飲食店などの店舗でいえることですが、清掃が行き届いている綺麗な喫煙所は、お客さんの満足度にもつながります。喫煙所を清潔な空間にして、喫煙者が心地よく過ごせるようにしましょう。

こんな喫煙所は改善を検討しよう

新型コロナウイルスの感染対策ができる喫煙所がわかったところで、ご自身の会社や店舗の喫煙所の現状はどうなっているか、確認してみましょう。そして、次に当てはまる喫煙所は、新型コロナウイルスの感染対策のために改善を検討してください。

■密になりやすい喫煙所

これは、ソーシャルディスタンスを保てる工夫がなされているかということです。何も工夫がされていないと、喫煙所には人が入り放題であっという間に密になります。このような喫煙所は、直ちにソーシャルディスタンスを保つような工夫を施しましょう。

■煙草の煙が充満している喫煙所

煙草の煙が充満しているということは、空気が綺麗ではないということです。また、煙が充満すると煙草の臭いが服や髪に染み付き、喫煙所を出た後も煙草の臭いは消えません。換気システムなどを導入して、煙が充満しないような喫煙所にしてください。

■季節によって暑いときや寒いときがある

夏は暑く、冬は寒くなってしまうような喫煙所は、快適に過ごせません。冷暖房設備を見直して、快適に過ごせる温度を保ちましょう。

■清掃が行き届いていない

灰皿に煙草の吸殻が溜まっていたり、床に灰が落ちていたりすると、汚い喫煙所という印象を持たれてしまいます。日ごろからきちんと清掃をし、場合によっては清掃業者に頼むようにしましょう。

 

改正健康増進法によって喫煙所が減り、より多くの人が一つの喫煙所に集まりやすくなっています。そのため、喫煙所での新型コロナウイルス対策は必須です。

今、ご自身の会社や店舗の喫煙所で感染対策がなされていないという場合は、ご紹介した内容を参考に、改善を検討してみてください。新型コロナウイルスの対策をしながら、煙草を吸う人も吸わない人も快適に過ごせる環境にしましょう。

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