• 屋内に喫煙ブースを設置する際に気を付けるポイント

  • 公開日:2024/01/15  最終更新日:2023/11/24

喫煙ブースは、屋内での喫煙を管理し、非喫煙者の健康を守る重要な設備です。しかし、法律で定められた基準をクリアする必要があるため、適切な設計が求められます。この記事では、喫煙ブースの設置に際し、必須となる基準の紹介や、注意すべきポイントなどを詳しく解説しているので参考にしてください。

屋内に喫煙ブースを設置する条件

屋内に喫煙ブースを設置する際には、厳格な条件が設けられています。受動喫煙を防止する法律として健康増進法があります。健康増進法の目的は、望まない受動喫煙の防止であるため、喫煙室を設ける場合も室外にタバコの煙やニオイが流出しないようにしなければなりません。

喫煙室は、具体的に3つの技術的基準を満たす必要があるため、覚えておきましょう。

まず、屋外からの空気の流入があることです。出入口において、室外から室内へ空気が0.2m/秒以上の風速で流入するような設計が必要になります。

つぎに、タバコの煙が室外に漏れ出ないよう、区画されたスペースを確保する必要があります。喫煙ブース内部を壁や天井などでしっかりと区切り、タバコの煙が室外に漏れないようにしなければなりません。

最後に、タバコの煙を屋外に排気することです。したがって、喫煙ブースには排気ダクトや換気扇などの排気設備が必要です。3つの基準のうち、とくにネックになりがちなのが排気に関してです。喫煙ブースには排気ダクトや換気扇が必要になりますが、テナントとして入っている施設・店舗などは建物所有者に許可を得なければなりません。

建物の構造上、排気ダクトを設けられない場合もあり、工事には多額の費用を要するケースもあります。そこで、諸事情により屋外排気が難しい施設に関しては、特例があることを覚えておきましょう。

総揮発性有機化合物の除去率と、浄化された空気の浮遊粉じんの量が規定内に収まる場合に限り、脱煙機能付喫煙ブースを設置して屋内への排気が認められています。以上が喫煙ブースを設置する条件です。設置した喫煙ブースが基準に適合していないと罰則を受ける可能性があるため、細心の注意を怠らないようにしてください。

受動喫煙を防止するために喫煙ブースを設置しよう

喫煙ブースを設置しないと非喫煙者の受動喫煙が起こり、体調が悪化する可能性があるため、従業員の健康増進のためにも会社内では必ず設置しましょう。タバコの煙により、短時間の受動喫煙でも頭痛、頻脈、皮膚温低下、血圧上昇が起きるとされています。

せき・たん・息切れ、気管支喘息、慢性気管支炎を発症するリスクも問題です。喫煙者全員が禁煙するのは非常に難しいのが現実ですが、禁煙はできなくても、家庭や職場が分煙環境であれば、非喫煙者の呼吸器症状や気管支などの病気に苦しめられることは非常に少なくなるでしょう

受動喫煙は短時間でも健康に悪影響を与えます。受動喫煙が長期間続くと心筋梗塞のリスクも高まります。喫煙ブースを設けることで、会社内での分煙環境を整えられるため、必ず設置しましょう。これにより、非喫煙者が呼吸器症状や気管支の疾患に苦しむリスクが減少します。

別室で吸ったり、空気清浄機などで換気したりする分煙では受動喫煙を減らせないこと、また空調で室内のタバコ煙濃度を安全レベルまで減らせないことが研究で判明しています。分煙ブースを設置し、非喫煙者に対するリスクを減らしましょう。喫煙ブースの導入が、すべての従業員の健康を守り、働く環境をよりよくする手段のひとつです。

喫煙ブースの選び方

喫煙ブースの選定には、屋内か屋外かというポイントが重要です。屋内の喫煙室は、改正健康増進法罰則規定の基準を遵守しなければなりません。換気の風量を確保できる設備を導入できるかが鍵といえます。設置場所の雰囲気に合わせた設備の選択も、統一感や雰囲気を重視する店舗などではとくに重要です

汚れやニオイの付着しづらい壁紙や焦げ目のつかない床材にするなど、内装や機能性をトータルで考えたデザイン選びも大事です。喫煙ブースの中には、設備内で有害物質・ニオイを浄化しきれいになった空気のみ室内に排出する、大掛かりな換気工事が必要ないものもあります。

テナントなどでダクトを設置できない場合は、喫煙ブースで空気清浄効果を発揮する汚れた空気を外に出さない設備を導入しましょう。喫煙ブースの選定は、従業員の健康への配慮と、法令の遵守を同時に満たす重要なステップです。導入を検討している方は情報収集をすすめ、ニーズに合致した適切な喫煙ブースを選択しましょう。

まとめ

喫煙ブースの設置は、職場環境における重要な側面であり、従業員の健康増進と法令遵守の双方に影響を与えます。屋内設置の際、換気設備の設置や換気速度の適切な調整、外部への煙漏れ防止など、厳格な法的要件を順守するブースの選定が必要です。また、ブースの適切な場所の選定や利用者の使い勝手の確保も重要です。喫煙ブースの設置には、綿密な計画と実行が必要であり、従業員の健康向上を促進するためにも選択と導入に慎重に取り組みましょう。

喫煙ブース!おすすめランキング比較表

イメージ No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6
会社名スモーククリア(㈱エルゴジャパン)スモークポイント(㈱Fujitaka)クリーンエア(クリーンエア・スカンジナビア㈱)トルネックス(㈱トルネックス)ワンパス(JGコーポレーション)プラズマダッシュ(日鉄鉱業㈱)
特徴高性能で快適な空間! リーズナブルに導入できる北欧独特のスタイリッシュさを大切にした筐体デザインタバコの煙と臭いを完全に除去し、快適な空気環境を提供コンパクトで低価格な1人用ブースもあり柔軟なレイアウトが可能プラズマ脱臭技術を搭載
性能境界面風速:0.2~0.3m/s、浮遊粉じん:0~0.006mg/m³、TVOC除去率:99%以上揮発性有機化合物(TVOC)の除去率95%以上、廃棄粉じん量は0.015mg/㎥まで除去捕集が困難とされるタバコ粒子をほぼ100%捕集厚生労働省の分煙効果判定基準や、神奈川県受動喫煙防止条例などの法令基準にも配慮した設計無段階変速ファンを利用し、フィルターやダクトの汚れによる機内外の圧力損失に追従できる性能処理した空気を屋内(喫煙空間外)へ排気可能。本体が空気浄化と排気機構を兼ねている
費用 レンタルプラン初期費用0円/月額3万9,800円(税込4万3,780円)~
販売価格はお問合せ
レンタルプラン 月額7万円~利用人数に応じて提案オープン価格未掲載プラズマダッシュシグマ本体価格(参考):165万円(運搬・設置費別)
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