公開日:2023/03/15
健康増進法が2020年4月に改正されたことで喫煙する場合に制限がかかりました。喫煙を可能とするには喫煙ブースの導入が必須になります。購入か、レンタルか、どちらがいいのか判断に困ります。今回は喫煙ブースを購入する場合とレンタルする場合のメリット・デメリットについて解説します。
喫煙ブースでは導入費用に条件があります。詳しくみていきましょう。
基本的には人数によって価格も変動します。人数が少ない場合では2名程となり、多ければ6名程の空間が必要になります。人数次第では値段が倍以上になる場合もあり、導入する際は喫煙する人数が明確になっていれば分かりやすくなります。
素材は見た目にも影響してきます。安いタイプだと作りも簡易的になり、骨組みがスチールで作られシートに覆われているだけの物もあります。簡易的なつくりでも問題ないという施設であればいいのですが、オフィスや飲食店で喫煙ブースを設置する場合では外観を重視する考え方もあるでしょう。
外観を重視すると価格もそれなりに上がります。強化ガラスを使用している喫煙ブースもあり、性能を向上させます。健康増進法の目的としては受動喫煙を防止するためなので、簡易的なつくりより、ある程度の性能を完備しているほうが安心です。
喫煙ブースは定期的なメンテナンスが不可欠です。フィルター交換や基本的な清掃がメインとなりますが、機能に変化がないのかチェックしなければいけません。フィルター交換や清掃は受動喫煙を防止するためにとても重要です。たばこの臭いが喫煙ブースの外に漏れれば非喫煙者からは煙たがれるうえ、ストレスになる場合もあります。そのようなことにならないように定期的なメンテナンスをする必要があるのです。
メンテナンス回数が多ければ費用も比例して高くなりますメンテナンスの目安としては人数と1日の喫煙本数によって決まる場合が多いです。従業員が10人いて、1日に1人当たり5本たばこを吸う計算だとします。1日に全体的に50本吸うことになります。
出勤日数が22日だとしたら、50×22で1,100本になります。これは年間で数回程のメンテナンス目安です。喫煙人数、本数により適切なメンテナンス回数が導かれます。メンテナンス回数がわからない場合には喫煙ブースを提供している業者に確認してみることもおすすめします。
ここからは喫煙ブースを購入するメリット・デメリットについて詳しく解説します。
喫煙ブースを購入するメリットは長期的にみてお得なことがあげられます。3年を目安にしてみると購入したほうがお得になるほうが多いでしょう。喫煙ブースを購入する場合には受動喫煙防止対策助成金申請の対象となるため、後々お金はある程度返ってきます。オフィスや飲食店の規模によって対象かどうかも変わりますので、喫煙ブースを提供している業者に確認したほうが早いでしょう。
喫煙ブースを購入するデメリットでは初期費用が高額なことがあげられます。初期費用には本体価格、人件費、設置費用がかかります。そのほかにメンテナンス費用が必ず発生するので、はじめから高額な費用がかかると正直厳しいと感じる部分もあるでしょう。
喫煙ブースを購入するメリット・デメリットは解説しましたが、喫煙ブースをレンタルするメリット・デメリットについて詳しく解説します。
喫煙ブースをレンタルするメリットは初期費用が抑えられることです。購入した場合には受動喫煙防止対策助成金申請の対象となる場合もありますが、それでも高額な出費は避けられません。
一方でレンタルでは初月のレンタル費用と初期費用のみの場合がほとんどです。喫煙ブースのレンタル業者により多少変わるかもしれませんので、確認ポイントではあります。しかし購入に比べるとレンタル費用のほうが安く抑えられるメリットが大きい部分です。いずれ購入を検討しているというオフィスや飲食店では試しにレンタルからスタートするというところも多いはずです。
喫煙ブースをレンタルするデメリットでは、金額が毎月かかってくる点です。初期費用が安く抑えられるのは魅力的ですが、長期的にみれば購入したほうがお得なのは間違いありません。レンタルなので壊してしまうと賠償金が発生するかもしれませんし、受動喫煙防止対策助成金申請の対象外となることもデメリットとしてあげられます。
結局のところ購入とレンタルでは、購入することをおすすめします。初期費用が高額ではありますが、長期的にみてお得、受動喫煙防止対策助成金申請の対象となる点が大きいです。
ただしレンタルを完全に否定するわけではありません。高額な出費ができないと判断した場合、レンタルは選択肢として最適です。購入かレンタルか問題は長い目を見れば購入に偏りますが、レンタル業者も多く存在しているので料金の比較を通して、自分にとっての最適な方法を選んでみてください。
今回は喫煙ブースを購入する場合、レンタルする場合のメリット・デメリットについて解説しました。購入する場合とレンタルする場合では購入することをおすすめしました。ただしレンタルにも魅力的なメリットがあるため、一概にはいえない部分ではあります。どちらにせよ、喫煙ブースを導入する目的を忘れてはいけません。受動喫煙を防ぐため、利用者、非利用者のストレスを守るためなのです。簡易的なつくりや、金額的な問題もあると思いますが、目的を見失わずに導入を検討してほしいと思います。
・ダクト工事不要で最小0.5 帖のスペースから設置可能。
・高性能なH14HEPAフィルター(ヨーロッパ規格最高クラス)搭載で有害物質の99.995%の除去に成功。
・最大3ヶ月間無料でお試しができる。
・初期費用0円、月額4万3,780円(税込)から導入できるレンタルプランもあり。
イメージ | No.1 | No.2 | No.3 | No.4 | No.5 | No.6 |
会社名 | スモーククリア(㈱エルゴジャパン) | スモークポイント(㈱Fujitaka) | クリーンエア(クリーンエア・スカンジナビア㈱) | トルネックス(㈱トルネックス) | ワンパス(JGコーポレーション) | プラズマダッシュ(日鉄鉱業㈱) |
特徴 | 高性能で快適な空間! リーズナブルに導入できる | 北欧独特のスタイリッシュさを大切にした筐体デザイン | タバコの煙と臭いを完全に除去し、快適な空気環境を提供 | コンパクトで低価格な1人用ブースもあり | 柔軟なレイアウトが可能 | プラズマ脱臭技術を搭載 |
性能 | 境界面風速:0.2~0.3m/s、浮遊粉じん:0~0.006mg/m³、TVOC除去率:99%以上 | 揮発性有機化合物(TVOC)の除去率95%以上、廃棄粉じん量は0.015mg/㎥まで除去 | 捕集が困難とされるタバコ粒子をほぼ100%捕集 | 厚生労働省の分煙効果判定基準や、神奈川県受動喫煙防止条例などの法令基準にも配慮した設計 | 無段階変速ファンを利用し、フィルターやダクトの汚れによる機内外の圧力損失に追従できる性能 | 処理した空気を屋内(喫煙空間外)へ排気可能。本体が空気浄化と排気機構を兼ねている |
費用 | レンタルプラン初期費用0円/月額3万9,800円(税込4万3,780円)~ 販売価格はお問合せ | レンタルプラン 月額7万円~ | 利用人数に応じて提案 | オープン価格 | 未掲載 | プラズマダッシュシグマ本体価格(参考):165万円(運搬・設置費別) |
メンテナンス | フィルター交換、出張修理サービス、一般清掃 ※買取プランの場合 | フィルターメンテナンスあり | サービス・スタッフが空気浄化フィルターと、タバコの吸殻を定期的に点検・交換 | メンテナンス契約によって定期メンテナンスあり | 衛生管理のプロ『サニクリーン』が、定期的に空気浄化フィルターの交換 | 不明 |
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